vanishing like mist

僕には、3か月ほど前から属しているコミュニティがありました。

 

コミュニティの大半は取るに足らないことばかり話す者ばかりでしたが、その中にも数人、素敵な心や言葉を持つ人間が少数いました。

 

日々の幸せを淡々と書き込む人。自分の持つ意見や自分への言及が「存在」を超えすぎず、それでいて"味"を感じさせる人。実体験と論理的な思考を絡めてとてもしっかりした意見を持つ人。

 

世界が、とても美しかった。

 

しかし、小さな複数のイニシエーションを経て、環境はどんどん変わっていきました。

 

皆、いろんな意味で「満足」してしまいました。

 

何人かが静かに消えました。

 

そしてもう何人かは現在の小さな幸せを守るために変わらないことを決意しました。

 

僕だけが残されました。

 

次々と詩を生み出す口、手の感触、輪郭、心、思い起こされる物たちはどこへ行ったのか。

 

僕の隣にも誰かが座っていたような気がします、涙でぼやけてよく見えませんが…